やりたいと思った仕事に、いきなり正社員として転職するのと、バイトから始めるのはどちらが良いのでしょうか?
転職10回を経験する私からすれば、「当たって砕けろ精神なら正社員、保険をかけるならアルバイト」をお勧めします。
理想と現実は、自分が思っているよりもギャップがあるものなのです。
やりたい仕事をやってみないと、解らないことがある
どんな仕事でも「やってみないとわからない」事が多々あります。だからこそ「思ったのと違った」「こんなに大変だとは思わなかった」という声が、あちこちから聞こえるのです。
いくら好きな仕事でも、そのほかの雑務が苦痛なら正社員でやっていけません。また、いくら夢だとしても「そもそも稼げる単価が低い」場合は、生活をしていけるかどうかもわかりません。
その世界に飛び込んで、初めてわかることが面倒な事だとしても「好きだからやれる!絶対にこの仕事でやっていくんだ!」と腹をくくれるなら、正社員のほうが良いでしょう。
一方で「以前も転職で『思ったのと違う』と感じたことがある」「そういえば内情は良く知らないから不安」と言う場合は、アルバイトから始めたほうが良いでしょう。
生活していける給料か?
自分の給料が生活費を賄っている場合、最低限の生活費が確保できる仕事でなければなりません。
そのため「正社員にならないと、食べていけない給料の仕事」だったら、正社員一択になりますが、「正社員でも、食べていけない仕事」の場合は、生活費を稼ぐ仕事+やりたい仕事でアルバイトをする方が賢明でしょう。
もしも、やりたい仕事に転職することで「生活レベルを下げなければならない」場合は、特に要注意!!
人間は一度上げた生活レベルを、落としたり戻したりすることが、かなり難しいものです。下げた生活レベルがストレスになって、やりたい仕事も嫌いになってしまう可能性も十分あり得ます。
金銭面で大きく下がってしまう場合は、正社員+やりたい仕事でアルバイト等で、なるべく今より1~2割程度低い年収程度は稼げるように調整しましょう。
ずっとこの仕事をやっていこう!というなら正社員or独立
やりたい仕事を、ずっとアルバイトでやっていく必要はありません。一生やっていきたい!と思ったら正社員になるか、独立しましょう。
アルバイトは、どうしても責任ある仕事を任せてもらえません。また、社会的な実績としても「お手伝い」程度にしか見られないのです。
仕事は人生の一部です。自分は何者か?を表す一部にもなりえます。
より充実した仕事ライフにするためにも、覚悟が決まったら正社員か独立すべきだと思います。