「こんな仕事がしたい!」と思って入社したのに、いざ働き始めたら違った?!なんてことは、意外とあるんです。
その場合「せっかく採用してくれたのに、すぐ辞めたら迷惑がかかる」と迷いがちですが、思い切ってすぐ会社に伝えましょう。
その理由は、主に3つあります。
使える人材になるまでの経費と時間がかかるから
特に「未経験」で入った場合は、研修がありますよね。未経験じゃなくても、新しい職場で新しい事を覚えるため、すぐに「給料に見合った分の仕事」ができる人は稀です。
そのため、ミスマッチに気が付いた時点で、先方に相談しましょう。
確かに採用した会社側にはがっかりさせてしまいますが、せっかく育って戦力になる頃に退職すると、もっとがっかりさせてしまいます。
また、研修や教育をしてくれる人が「通常の業務の手を止めて、新人に教える」仕組みの場合、普段できる仕事もストップしたり遅くなるので、新人1人育てるだけでも二重の損失が出ているのです。
「すぐ辞めるなんて失礼」というのは、心情的な理由です。
一時的に怒られると思いますが、お互いの傷が浅いうちに撤退するのが最善なのです。
何の経験にもならないから
「こんな仕事がしたい!」という目的が叶わないわけですから、この仕事は、あなたにとって何のメリットもありません。
いくら先輩が優しく教えてくれても、仕事を覚える気ににもならないでしょう。
さらに「介護福祉士」や「建築士」等の、実務経験(勤続年数)が必要な資格を取ることが目的の場合、実務経験にならない職場だったら、まったく意味がありません。
本来は、面接時に確認するべき事項です。
しかし、入社後に気が付いてしまった場合は悩んでも何も解決しません。理由を述べて退職させてもらいましょう。
チャンスを逃すから
「やりたい仕事とは違う仕事」をしている間に、本来やりたかった仕事の求人が、終わってしまうかもしれません。
また、あなたがうっかり就職してしまったこの仕事を、「やりたい仕事」として探している人が、妥協して「とりあえず採用された会社」に行ってしまうかもしれません。
自分にとっても、会社にとっても、知らない誰かにとっても、大きな損失なのです。
チャンスは待ってくれません。常に流動する生ものです。
あと腐れなく辞めるにも、早めに「思ったのと違った」と退職を申し出ましょう。
試用期間は、会社と自分のミスマッチのすり合わせ期間
試用期間は、何も会社があなたをテストしているだけではありません。
あなた自身も「この会社で本当に合っているのか?」「やっていけそうか」を確認する期間でもあります。
今回は「やりたい仕事と違った」と言う理由ですが、人間関係や労働環境などで、思ったのと違う場合は多々あります。
試用期間のメリットを、こちらもしっかりと利用しましょう。